注文住宅で家を建てるときって、ワクワクしますよね。
家の間取りや内装の自由度が高い分、「せっかく高いお金を払うなら、満足のいく家を建てたい!」と思うはず。
満足のいく家を建てるために、本やインターネットを見てはいろんな意見を目にすることでしょう。
しかし、あまりにも情報が多いため、
自分の家には何があったら便利だろう?
みんないいけど全部いれたら予算オーバーしちゃう…。
いろんな情報があるけど、実際はどうなの?
と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?
わたしも注文住宅で家を建てるとき、いろんな情報をみては「あれもいいなこれもいいな…」とすごく悩みました。
自由度が高い注文住宅だからこそ、せっかくなら「これがあって本当に良かった!」と思えるものをとり入れたいですよね。
しかし、何でもかんでもとり入れては、あっという間に予算オーバーしてしまいます。
また、実際の使い勝手がどうかわからなければ、自分にとって必要かどうかもわかりませんよね。
そこで今回は、注文住宅で家を建てて2年間生活してきた私が、「これはあって良かった!」と実際に思えるもの5選を紹介していきます。
実際の使い勝手も詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
写真も実際のものを使って、よりリアルな情報をお伝えしていきますね!
注文住宅「これはやって良かった!」おすすめ5選
玄関スマートキー
玄関スマートキーには、リモコンタイプ・カードタイプ・スマートフォンタイプ・生体認証タイプ・暗証番号タイプがあります。
その中でも、車のスマートキーと同じように、リモコンにをもっているだけで施錠・開錠できるリモコンタイプを選ぶ人が多いです。
私もリモコンタイプをつかっているので、主にリモコンタイプのスマートキーの紹介をしていきます。
- ワンタッチでカギが開けられる
- いちいちカギを探さなくて良い
- カギを開けたあと自動でカギが閉まる
メリットを詳しく説明していきます。
リモコンタイプのスマートキーは、専用のリモコンをポケットやバッグに入れておくことで、玄関のドアのボタンを押すだけでカギを開錠することができます。
家に入るときにいちいちカギを探す手間もいらないですし、両手に荷物をもっていてもボタン1つで開錠できるのでとてもラクです。
また、玄関のドアのボタンを押して開錠すると、ドアが閉まったときに自動でカギが施錠されるので、カギの閉め忘れがありません。(※家の中から手動でカギを開けた場合は自動で閉まりません)
普通のカギは、鍵穴に差し込まないといけないので、暗いときにはなかなか差し込めずプチストレスに…。
毎日出たり入ったりする玄関がワンタッチで開けられるだけで、とても生活しやすくなります。
特に、時間がなくて早く出なくちゃ!というときや、帰りに疲れて帰ってきたときに、ワンタッチで玄関のドアが開け閉めができると、スマートキーにして良かった~と実感します。
玄関センサーライト
センサーライトは、人を感知して自動で電気がつき、数分後に自動で消える電気のことです。
スイッチを押す手間がなく、電気も自動で消えるので消し忘れがありません。
- 暗くてもスイッチを探さなくて済む
- 自動で電気が消えるので消し忘れがない
- 家の外につければ防犯対策になる
センサーライトは通るだけでパッと明るくなるので、特に暗いときに助かります。
ついた電気も数分で自動で消えるので、消し忘れがなく節電にもなるでしょう。
この便利さを知ると、センサーライトをたくさんつけたくなりますが、その分費用もかさんでしまいます。
参考までに、実際にかかった我が家のライトの価格をのせておきます。
普通のライト:¥3300~¥5500/1か所
(※ライトをつける場所により、ライトの種類も異なるため価格に変動あり)
センサーライト:玄関外 ¥29800/1か所
玄関中 ¥16800/1か所
上記からもわかるように、センサーライトは一か所につき約2万円前後のプラス料金がかかります。
便利だからと何か所にもつけようとすると、あっという間に費用が上がってしまうのです。
予算に余裕があれば良いですが、そうでなければ必要最低限に抑えなければなりません。
そのときに、センサーライトをつける場所として、最もおすすめなのは玄関でしょう。
私は、玄関の外と玄関の中にセンサーライトをつけました。
玄関の外は、人が通った瞬間に電気がつくので防犯対策になります。真っ暗な中帰ってきても、電気がつくと安心感があります。
玄関の中は、玄関に入ってすぐに電気がつくので、特に暗いときは電気のスイッチを探す手間がいりません。
玄関の電気さえついてしまえば、ある程度家の中がみえるので、他の部屋の電気もつけやすくなります。
以前、賃貸に住んでいたときはセンサーライトがなかったので、真っ暗な中帰ってきたときに、電気のスイッチを探すのが大変でした。
防犯面においても利便性においても、玄関のセンサーライトはおすすめです。
ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯物を洗う・干す・とりこむ・アイロンがけ・たたむ・しまうの動作が、1つの部屋で完結できるスペースのことをいいます。
- 洗濯にまつわる動作が1つの部屋で完結できる
- 重い洗濯物を運ばなくていい
- 天気や花粉を気にしなくていい
以前までは、「洗濯物を洗う」というと、洗濯物を1階で洗って2階のベランダに干すというのが主流でした。
しかし、重い洗濯物を2階まで運んで干して、乾いたらとりこんで1階に戻す、というのは時間も体力もかなり負担がかかります。
そこで、洗濯物をラクにするためにおすすめなのが1階のランドリールームです。
1階にランドリールームがあれば、重い洗濯物をベランダまで運ばなくて良いのでその分時間や手間を省けます。
また、室内に洗濯物が干せるので、いちいち天気や花粉を気にしなくて済みます。
賃貸に住んでいた頃は、洗い終わった洗濯物をベランダまで運んで干し、天気が悪い日や花粉が多いときは、コインランドリーに持って行って乾燥させていたので大変でした。
今ではランドリールームがあるおかげで、洗った洗濯物は天気や花粉をを気にせずその場で干すことができ、乾いたらそのままランドリールームのクローゼットにしまえてかなり時短になりました。
ちなみに、私の家のランドリールームの広さは約4帖です。本当はもう少し広くしたかったのですが、予算の兼ね合いでこの大きさが限界でした。
4帖のスペースに洗濯機・クローゼット・アイロン台・可動棚・ホスクリーンがあります。
4帖でもこれだけのものを置くことができ、夫婦2人分の洗濯をするには十分な広さです。
ランドリールームが広くとれなかった代わりに、わたしたちは間取りを工夫しました。
お風呂場・脱衣所・洗面所・ランドリールームが横並びの間取りにし、洗濯にまつわる動作が一直線で済むようにしています。
こうすることで、洗濯物が少ない動線でできるだけでなく、空間も広くみせることができます。
洗濯物はやらなければならない家事の1つです。今後、歳をかさねて体力がなくなってくると、さらに負担に感じるようになるでしょう。
老後まで住み続けることを考えると、1階のランドリールームはあって間違いないと思います。
タッチレス水栓
タッチレス水栓とは、水栓に直接手を触れなくても、センサーに手をかざすだけで水を出したり止めたりできる水栓のことをいいます。
- 水栓に直接さわらないので衛生的
- 水栓まわりがびしょ濡れにならない
- 手軽に水を出したり止めたりできるので節水になる
タッチレス水栓のメリットは、何といっても汚れた手で水栓に触れなくて良いので衛生的なところです。
料理で肉や魚を切って手が汚れているタイミングで、少し水が使いたいな、と思ったときに、普通の水栓だといちいち手を洗い流すか、そのままの手で触ってあとで掃除をすることになると思います。
しかし、タッチレスだと手が汚れていても直接水栓に触れることなく水が出せるので、手を洗ったり掃除をする手間が省けます。
また、食器洗いをしているときも同様に、手に泡がついていても直接水栓に触れずに水を出したり止めたりできるので、水垢がたまりにくくきれいな状態を保てます。
タッチレス水栓にしてから、より手軽に水道が使えて、料理も格段としやすくなりました。
また、気軽に水を止められるので、節水にもつながります。
タッチレス水栓はメリットがある一方、デメリットと言われる意見もあります。
ネットで多く目にする主なデメリットの内容は
- 温度・水量は手動で調節しなければならない
- センサーの誤作動
- 停電時にタッチレス機能が使えない
- 若干のタイムラグがある
これらが挙げられます。
タッチレス水栓の採用率は50%と言われており、ちょうど半々の割合です。
価格も普通の水栓よりプラス約6万円ほどかかります。
参考までに、普通の水栓と私の家のタッチレス水栓の価格をのせておきます。
・普通の混合水栓:¥20000前後
・タッチレス水栓:¥88000
採用しなかった方は、おそらくこのデメリットや価格を考えてのことでしょう。
しかし、デメリットと言われるものが本当にデメリットなのか、とらえ方によっては考えが変わるかもしれません。
デメリットと言われるものの実際を紹介していきます。
温度や水量は、確かに最初は手動で調節する必要があります。しかし、最初に手動で自分好みに調節してしまえば、そのあとは毎回自分好みの水量・温度で出てきます。
一度調節してしまえば、水をとめてまた使いたいと思ったときに、いちいち調節する手間がないのでラクです。(※お湯に関しては、一度使用してから時間が経つと、お湯が出てくるまでに数秒時間がかかることあり)
センサーの誤作動とは、自分の腕や飼い猫などがセンサーの近くを通ったときに、意図せず水が出てくることをいいます。
水道を使わないときは、水栓を閉めておけば誤作動で勝手に水が出てくることはありません。
停電時はタッチレス機能は使えなくなりますが、そもそも停電が起きているということは、すでに何かしらの災害が起きているときだと思うので、仕方ないのではないでしょうか。
若干のタイムラグとは、手をかざしてから水が出るまでの時間のことです。タイムラグといっても1秒以内のタイムラグになります。
手をかざして瞬時に水が出てくるわけではないので、この1秒以内のタイムラグが気になるかどうかだと思います。
私は、最初に挙げたメリットに加え、デメリットと言われるものも上記の理由からデメリットに感じていないので、プラス6万円を払ってでもつけて良かったと思っています。
よく使う水道を、手をかざすだけで水が出せたり止めたりできると、日々の小さいストレスを軽減してくれます。
玄関の手洗い場
玄関の手洗い場は、コロナをきっかけに、感染予防としてニーズが高まりました。
- 帰ってすぐに手洗い・うがいができるので衛生的
- おでかけ前に玄関で身支度を整えられる
- 来客用としてつかえる
玄関に手洗い場があることで、家に帰ってきてすぐに手洗い・うがいができます。
洗面所まで行くとなると、洗面所に行くまでの動線でドアやスイッチに触れることになり、外からの菌を家中に付着させてしまいます。
帰宅後すぐに手洗いができることで、衛生的かつ感染予防につながります。
また、小さなお子さんがいる家庭では、帰ってきたらすぐに手を洗う、という習慣を小さいうちから習慣づけることができます。
手洗い場に鏡もつけておけば、そこで身支度を整えることも可能です。
「わざわざ洗面所に戻るほどでもないけどちょっと確認したい!」というときや、朝洗面所が混雑しているときにつかえるのでとても便利です。
来客が来たときも、玄関を入ってすぐに手洗い場があるとスムーズに手を洗ってもらえて衛生的ですし、わざわざ洗面所まで案内しなくて済むのでプライバシーを守ることができます。
また、家の内装に合わせたり、玄関のアクセントとして洗面ボウルを選ぶという楽しさもあるでしょう。
私も玄関のアクセントになるようにと、益子焼のおしゃれな洗面ボウルを探して、造作で取り付けました。
洗面ボウルは小さいと壁に水はねしてしまうので、小さすぎず大きすぎないサイズ(直径約36㎝、高さ約15㎝)のものを使っています。
おしゃれな洗面ボウルがお出迎えしてくれると気分も上がり、スムーズに手が洗えて毎日衛生的に過ごすことができています❀
まとめ
モデルルームやネットにあるようなおしゃれで高機能なものをみると、ついなんでも良く見えてしまいますが、本当に必要なのか迷ってしまいますよね。
そんなときは、ご自分のライフスタイルや予算、実際に使用している人の意見を聞いたうえで判断すると間違いないと思います。
特に、予算と実際の使用感はとても重要な情報です。
どんなにおしゃれでかっこよくても、使い勝手が悪ければムダにお金だけかかってしまいますし、反対に、便利だからとたくさんつめこんで予算オーバーになってしまうのも本末転倒です。
私は、自分のまわりで家を建てた人に直接話をきいたり、インスタやブログで実際の使用感はどうか調べたうえで、自分の家には何が必要か考えました。
調べるのは楽しいことばかりではなく、大変なときもありましたが、たくさん調べて考えたからこそ、満足度の高い家が建てられたと思っています。
満足のいく家を建てるためには、大変でも情報収集をよくすることです!特に、実際に使用している人の意見を聞くのが1番参考になります。この記事が、あなたの素敵なマイホームを建てるためのお役に立てれば幸いです♪
コメント